日本医療DX 代表取締役
紹介(リファラル)入社 / 慶應義塾大学出身
27歳で急成長医療スタートアップの社長に
日本一の医療情報の提供を目指す
どのような経緯でキャンバスに入社されたんですか?
大学時代からずっと、事業を起こすことに関心がありました。友人と古民家再生のような事業を手掛け、Airbnbに物件を掲載したりと、小さくても自分の力でビジネスを動かす面白さを経験していました。
新卒でfreeeに入社後は、営業からマーケティング、事業企画まで幅広く担当しました。ちょうど私が医療機関への提案をしたりしてるタイミングでfreeeはIPOし、一つの節目を迎えていました。
そんな時、キャンバスの社員の紹介で代表の大城さんと出会い、創業1年で黒字化を果たし、これからが勝負というタイミングだと知りました。裁量の大きさや、経験豊富なメンバーに囲まれゴリゴリと自分を磨ける環境に強く惹かれ、「ここで成長したい」と思い転職を決意しました。
前職で得られる予定だったストックオプションを放棄するのは多少の勇気がいりましたが、自分自身とキャンバスの伸びしろを信じて飛び込みました。キャンバスに入社して5年目になりますが、あのときの選択は間違ってなかったと感じています。
ステップ1の「既存事業での学習フェーズ」ではどんな仕事を
されてたんですか?
入社して最初の1年3ヶ月は、アプリ事業のマーケティングと経営企画を兼務していました。当時は社員も少なく、本当に何でもやりましたね。この時期は、まさに「既存事業で学び尽くす」期間でした。それまでtoBしかやってなかったんですが、「toCビジネスでの勝ち方」について学びました。
まずはKGI・KPIの見える化の精緻さに驚きました。派手さはなく表からは見えづらいですが、「ここまで積み上げてたら、勝ちが必然になる」と肌で感じたのを覚えています。
またPDCAの速さも勉強になりました。これまで1ヶ月単位で回していたのですが、キャンバスのtoC事業では数時間単位で回していて、多くの部分が人力ではなく自動化されていました。
上記のような事業の土台の完成度の高さを感じ「ローマは一日にしてならず」を痛感しました。この時期を通じて、事業開発フェーズを成功させるイメージをつけることができました。
ステップ2の事業開発フェーズに移行してからは、どんな事業
をされたんですか?
事業開発フェーズに入って最初に取り組んだのは、マーケティングの経験を活かした広告系事業でした。しかし、残念ながら思うように伸びず、9ヶ月で撤退という苦い経験をしました。
ただ、この失敗を通じて「リアルな現場に直接触れること」の重要性を強く学びました。もっと早くオフラインでステークホルダーと向き合い、生の一次情報を収集できていたら、結果は違っていたかもしれません。
その後すぐにピボットし、新たに医療関連の事業を立ち上げました。前回の反省を活かし、迅速にステークホルダーの生の声を聞きながら進め、開始からわずか4ヶ月でPSFとPMFを達成しステップ3の分社化フェーズに進むことができました。社名は「日本医療DX」で代表取締役を任され、株式も付与されました。当時27歳でした。
順調に伸びていると聞きました。
おかげさまで順調に成長しています。売上・利益ともに大きく伸び、2024年の売上は前年比250%を達成することができました。成長の成果は全体にも還元できていて、利益が出ている分、業績賞与もしっかり支給しています。実際、直近の第6期上半期の業績賞与は、一般的な企業の平均的な賞与水準を大きく超えています。社員一人ひとりが会社の成長を実感できる環境になっていると思います。
今はどんなことに注力されてるんですか?
いま特に力を入れているのが、信頼できる質の高い医療情報を届ける取り組みです。世間の健康意識は高まり、医療情報への需要は増えている一方で、誰が発信したのか分からない不確かな情報があふれてしまっています。日本医療DXでは、医師の方々と連携し、確かな医療情報を責任を持って発信しています。
具体的には、「いまより10倍優れた医療情報を届ける」ことにチャレンジしています。現在、パートナーと開発を進めており、圧倒的に便利で質の高い医療情報を届けられると思います。ぜひ期待していてください。
期待してます!周諭さんは入社5年目ですが、キャンバスでの
仕事や、日本医療DXの経営を通じて、成長したと思うところ
はどこですか?
「事業家としての視点」が身についたことが一番の成長だと感じています。会社員と事業家の根本的な違いは、「すべての答えはマーケットにしかない」という意識を持つことです。事業がうまくいかないときに、環境や他人のせいにせず、自分自身に原因を求め、マーケットの声を聞き続ける。そうした当事者意識を徹底的に鍛えられました。
若い頃から「いつか事業家になりたい」「バリバリ働いて成長したい」と思っている人にとって、キャンバスほど適した環境はないんじゃないかなと思います。世の中にはやる気があっても、与えられる仕事が限られ、なかなか正しい方向で力を発揮できないケースもありますよね。大企業の新卒でも「好きな仕事がやれるのは数年後から」といった話はよく聞きますが、何でも吸収できる20代をそういう場所で過ごすのは、本当に勿体ないと思います。
キャンバスには、やる気を正しい場所にぶつけられる環境があります。個々に与えられる裁量が大きく、事業開発の具体的なノウハウが揃っていますし、何より同じ志をもった仲間が集まっています。事業家を目指すなら、ぜひ飛び込んでみてほしいです。
では最後に、日本医療DXの中長期の目標を教えてください。
「いまより10倍優れた医療情報を届ける」を実現したいです。今の時代の医療情報の正解をつくりにいきたいと思っています。その結果、より多くの人が医療情報で救われるようになると嬉しいですね。